マネーフォワード クラウド確定申告の使い方|登録から提出までの流れ
マネーフォワード クラウド確定申告で確定申告を終えるまでの流れを、登録、口座・カードの連携、仕訳、決算書の作成、提出の5ステップで解説します。決算整理の項目と提出前のチェックリストも紹介します。
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マネーフォワード クラウド確定申告を使い始めたものの、「何から手をつければいいのか」「申告書を出すまでに何をすればいいのか」が見えず、手が止まっていないでしょうか。会計ソフトは機能が多いぶん、全体の流れを先に知っておかないと迷いやすくなります。
この記事では、マネーフォワード クラウド確定申告で確定申告を終えるまでの流れを、登録、連携、仕訳、決算書の作成、提出の5つのステップに分けて解説します。各ステップで何をするのか、どこでつまずきやすいのかを順番に確認していきましょう。
なお、画面の名称や配置はアップデートで変わることがあります。この記事では大まかな流れを押さえることを目的にしているので、細かな操作は実際の画面の案内やヘルプページもあわせて参考にしてください。
確定申告までの全体の流れ
まずは全体像です。5つのステップと、それぞれを行う時期の目安を表にまとめました。
| ステップ | やること | 時期の目安 |
|---|---|---|
| 1. 登録と初期設定 | アカウント作成、事業者情報・申告の種類の設定 | 使い始めるとき(1回だけ) |
| 2. 口座・カードの連携 | 事業用の口座・カード・サービスを連携 | 使い始めるとき+連携が切れたとき |
| 3. 仕訳の確認と登録 | 取り込んだ明細を仕訳として登録 | 年間を通して(週1回〜月1回) |
| 4. 決算整理と決算書の作成 | 減価償却や家事按分などを反映し、決算書を作る | 年が明けてから申告期限まで |
| 5. 申告書の作成と提出 | 確定申告書を作り、e-Taxまたは書面で提出 | 申告期間中(例年2月16日〜3月15日ごろ) |
ステップ1と2は最初に一度行えば、あとはほとんど手がかかりません。日々の作業の中心はステップ3で、ここを溜め込まないことが申告をラクにするいちばんのコツです。
ステップ1・2|登録と口座・カードの連携
登録と初期設定
アカウントを作成したら、事業者の情報を登録します。屋号(ある場合)、業種、住所などのほか、青色申告か白色申告かといった申告の種類を設定します。青色申告を選ぶ場合は、あらかじめ税務署に青色申告承認申請書を提出している必要があります。年の途中から使い始める場合は、開始時点の事業用口座の残高なども入力しておきます。
口座・カードの連携
マネーフォワード クラウド確定申告の強みの1つが、連携できる金融機関やサービスの多さです。事業用の銀行口座とクレジットカードを中心に、売上の入金に使う決済サービスなども連携しておくと、明細が自動で取り込まれるようになります。
- 事業用の銀行口座(売上の入金や経費の支払いに使うもの)
- 事業用のクレジットカード
- 決済サービスや、ネットショップ・広告などの売上が入るサービス
- 同じシリーズの請求書や経費のサービス(使っている場合)
ステップ3|仕訳の確認と自動仕訳ルール
連携した口座やカードの明細は、仕訳(取引を勘定科目に分けて、借方・貸方の形で記録すること)の候補として表示されます。内容を確認し、勘定科目が正しければ登録、違っていれば修正してから登録します。
マネーフォワード クラウド確定申告は簿記に近い画面で、登録した仕訳の中身を確認しやすいのが特徴です。最初は勘定科目に迷うかもしれませんが、同じような取引を何度か登録するうちに、パターンがつかめてきます。
自動仕訳ルールで手間を減らす
毎月同じ相手に支払う通信費やソフトの利用料など、内容が決まっている取引は、ルールとして登録しておくと次回から勘定科目が自動で提案されます。ただし、ルールが間違っていると誤った仕訳が続いてしまうため、作ったルールはときどき見直しましょう。
現金払いや連携できない取引は手入力
現金で払った経費や、連携できない口座の取引は手入力で登録します。レシートや領収書は、仕訳を登録したあとも保存が必要です。紙で保管するか、撮影したデータで保存するかなど、保存方法を決めておきましょう。電子データで受け取った請求書や領収書の保存方法には、電子帳簿保存法のルールがあります。2026年10月時点の情報。最新の内容は国税庁の公式情報を確認してください。
ステップ4|決算整理と決算書の作成
年が明けたら、1年分の仕訳がそろっているかを確認し、決算整理を行います。決算整理とは、日々の仕訳だけでは反映しきれない内容を、年末の時点でまとめて調整する作業のことです。個人事業主が確認したい主な項目を挙げます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 減価償却 | パソコンなど一定額以上の備品を、使える年数に分けて経費にする処理。購入額によって扱いが変わるので、国税庁の情報で確認する |
| 家事按分 | 自宅の家賃や通信費などを、事業で使った割合だけ経費にする処理 |
| 売掛金・未払金 | 年内に仕事をしたが入金が翌年になる売上や、年内に発生したが支払いが翌年になる経費を計上する |
| 棚卸 | 商品を仕入れて販売している場合、年末に残っている在庫を確認して反映する |
| 残高の確認 | 帳簿上の口座残高と、実際の通帳・ネットバンキングの残高が一致しているかを確かめる |
決算整理が終わったら、決算書を作成します。青色申告なら青色申告決算書、白色申告なら収支内訳書です。ソフトでは、登録した仕訳から決算書の数字が自動で集計されるので、内容に不自然な点がないかを確認します。
ステップ5|確定申告書の作成と提出
決算書ができたら、確定申告書を作成します。事業の所得に加えて、会社員としての給与所得がある場合は源泉徴収票の内容を、ほかにも社会保険料控除や医療費控除などを受ける場合はその内容を入力します。
提出方法は、大きく分けて次の2つです。
- e-Taxで電子申告する:マイナンバーカードなどを使い、インターネット経由で提出します。ソフトから電子申告に進める方法が用意されています。
- 印刷して書面で提出する:作成した申告書を印刷し、税務署の窓口に持参するか郵送します。
青色申告で最大65万円の青色申告特別控除を受けるには、複式簿記での記帳に加えて、e-Taxでの提出(または優良な電子帳簿の保存)が要件になっています。書面で提出すると控除額が55万円になるため、青色申告の人はe-Taxでの提出を検討しましょう。要件の詳細は国税庁の公式情報で確認してください。
提出前のチェックリスト
- 1年分の明細がすべて仕訳として登録されているか
- 帳簿上の口座残高が実際の残高と一致しているか
- 減価償却・家事按分・売掛金などの決算整理が済んでいるか
- 給与所得の源泉徴収票の内容を正しく入力したか
- 受けたい所得控除(社会保険料・生命保険料・医療費など)の入力漏れがないか
- e-Taxで提出する場合、マイナンバーカードと暗証番号を用意したか
2026年分の確定申告(2027年に行うもの)の期間は、例年2月16日〜3月15日ごろです。具体的な日付は国税庁の案内で確認し、期限に余裕を持って提出しましょう。
まとめ
マネーフォワード クラウド確定申告での確定申告は、登録、口座・カードの連携、仕訳の登録、決算整理と決算書の作成、申告書の作成と提出という5つのステップで進みます。日々の作業の中心は仕訳の登録なので、週に1回など決まったタイミングで明細を確認する習慣をつけることが、申告期を楽にするいちばんの近道です。
次にやることは、まず事業用の口座とカードの連携が完了しているかを確認し、溜まっている明細があれば今月分から仕訳を登録することです。まだ契約していない人は、無料お試しで連携と仕訳の画面を確認してみてください。料金・条件は公式サイトで確認してください。
※ 記事の内容は公開・更新時点の一般的な情報です。税金・制度の個別の判断は、税理士や税務署にご確認ください。サービスの料金・条件は各社の公式サイトでご確認ください。