GA4とSearch Consoleの設定と見方|ブログ・サイト運営の最初の一歩
ブログやポートフォリオサイトを作ったら入れておきたいGA4とSearch Consoleについて、役割の違い、設定の手順、最初に見るべきレポートと月1回の見直し方をまとめました。
PRこの記事には広告(アフィリエイトリンク)が含まれます。広告掲載ポリシー
ブログやポートフォリオサイトを公開したものの、「どれくらい読まれているのか分からない」「検索から人が来ているのか見当がつかない」という状態のまま運営している人は少なくありません。感覚だけで更新を続けると、手応えがないまま手が止まりがちです。
サイトの状況を数字で確認するための代表的な無料ツールが、Googleの「GA4(Googleアナリティクス4)」と「Search Console(サーチコンソール)」です。どちらも名前は聞いたことがあっても、違いや見る場所が分かりにくいツールです。
この記事では、2つのツールの役割の違い、設定の手順、最初に見るべきレポート、月1回の見直し方までを順番に解説します。SEO(検索エンジン対策)の考え方そのものは、別の記事で詳しく解説します。
GA4とSearch Consoleの役割の違い
ざっくり言うと、GA4は「サイトに来た人が中で何をしたか」を、Search Consoleは「Google検索の結果でサイトがどう表示されたか」を見るツールです。見ている場所が違うので、片方だけでは全体像がつかめません。
| 項目 | GA4 | Search Console |
|---|---|---|
| 分かること | 訪問者数、よく読まれたページ、流入元、問い合わせなどの行動 | 検索での表示回数、クリック数、検索された語句、掲載順位 |
| 見ている範囲 | サイトに来た後 | サイトに来る前(Google検索の結果) |
| 主な使い道 | どのページが役に立っているかを知る | どんな言葉で探されているかを知る、インデックスの問題を見つける |
| 設定の方法 | 計測用のタグをサイトに入れる | サイトの所有者であることを確認する |
インデックスとは、Googleがページを読み込んで検索結果に出せる状態にすることです。インデックスされていないページは、検索から見つけてもらえません。
GA4の設定手順
GA4は、Googleアカウントがあれば無料で使い始められます。大まかな流れは次のとおりです。
- Googleアナリティクスにログインし、「アカウント」を作成する(事業や屋号の名前にしておくと管理しやすい)
- 「プロパティ」を作成する。サイト名、タイムゾーン(日本)、通貨(日本円)を設定する
- 「データストリーム」でウェブを選び、サイトのURLを登録する
- 発行された「測定ID(G-から始まる文字列)」を控える
- サイトに計測タグを入れる。WordPressなら、テーマの設定欄やプラグインで測定IDを登録する方法が一般的
- 自分でサイトを開き、GA4の「リアルタイム」レポートに自分のアクセスが表示されるか確認する
WordPressでは、Googleが提供している「Site Kit by Google」というプラグインを使うと、GA4とSearch Consoleの連携をまとめて設定できます。テーマに測定IDの入力欄がある場合は、そちらを使っても構いません。タグを二重に入れるとアクセスが重複して計測されるので、どちらか一方にしましょう。
最初にしておきたい設定
- データ保持期間:初期設定では短めになっているため、管理画面の「データ保持」で長い期間に変更しておくと、過去と比較しやすくなります
- 自分のアクセスの除外:自宅などのIPアドレスを内部トラフィックとして定義し、データフィルタで除外します。記事の確認で何度も開くと、数字がふくらむためです
- キーイベントの設定:問い合わせフォームの送信完了など、サイトの目的になる行動を「キーイベント」として登録します(以前は「コンバージョン」と呼ばれていました)
Search Consoleの設定手順
Search Consoleでは、最初に「このサイトの持ち主は自分です」という確認(所有権の確認)を行います。
- Search Consoleにログインし、「プロパティを追加」を選ぶ
- 「ドメイン」か「URLプレフィックス」のどちらかを選ぶ
- 指示に従って所有権を確認する
- 「サイトマップ」のメニューから、サイトマップのURLを送信する
- 数日たってから、データが表示され始めているか確認する
「ドメイン」はサブドメインやhttp・httpsの違いをまとめて計測できる方式で、ドメインの管理画面にDNSレコード(ドメインの設定情報)を追加して確認します。「URLプレフィックス」は特定のURL配下だけを計測する方式で、GA4と連携済みならその仕組みを使って確認できる場合もあります。ドメインの設定画面を触れるなら「ドメイン」を選ぶと、後から困りにくくなります。
サイトマップとは、サイト内のページの一覧をまとめたファイルです。WordPressでは標準機能やSEO系のプラグインで自動的に作られるので、そのURLを登録するだけで済むことがほとんどです。
最初に見るべきレポートと数字の読み方
どちらのツールもレポートの種類が多く、最初から全部を見る必要はありません。まずは次の数か所に絞りましょう。
GA4で見るところ
- レポート「ページとスクリーン」:どのページがよく見られているか。上位のページは、サイトの中で需要のあるテーマです
- レポート「トラフィック獲得」:検索、SNS、直接のアクセスなど、どこから来たか。SNSで紹介した記事の反応もここで分かります
- キーイベント:問い合わせなどの目的の行動が、どのページの後に起きているか
Search Consoleで見るところ
- 検索パフォーマンス:表示回数、クリック数、CTR(表示されたうちクリックされた割合)、平均掲載順位を確認します。「クエリ」タブで、実際に検索された語句が分かります
- ページのインデックス登録:登録されていないページと、その理由が表示されます
- URL検査:特定のページがインデックスされているか確認し、新しい記事の登録をリクエストできます
数字は1日単位で見ると上下が大きく、一喜一憂しがちです。公開から間もないサイトは数字自体が小さいので、週や月の単位で傾向を見るのが目安です。Search Consoleのデータは数日遅れて反映される点も覚えておきましょう。
月1回の見直しチェックリスト
数字は見るだけでは意味がありません。月に1回、30分ほど時間を取って、次の項目を確認し、改善の行動につなげましょう。
| 確認すること | 見る場所 | 次の行動の例 |
|---|---|---|
| 表示回数は多いのにクリックが少ない記事 | Search Console(検索パフォーマンス) | タイトルと要約を、検索された語句に合わせて見直す |
| 想定していなかった検索語句 | Search Console(クエリ) | その語句に答える見出しを追加する、新しい記事のテーマにする |
| インデックスされていないページ | Search Console(ページ) | 理由を確認し、内容の薄いページは統合や加筆を検討する |
| よく読まれているページ | GA4(ページとスクリーン) | 関連する記事やサービス紹介への導線を整える |
| 問い合わせにつながったページ | GA4(キーイベント) | 同じテーマの記事を増やす、実績ページを充実させる |
| SNSからの流入 | GA4(トラフィック獲得) | 反応がよかった話題を、次の発信に活かす |
見直した内容は、スプレッドシートに「日付・確認した数字・やったこと」を1行ずつ残しておくと、翌月に効果を比べやすくなります。
まとめ
GA4はサイトに来た後の行動を、Search Consoleは検索結果での見え方を確認するツールです。両方を入れて連携しておくと、「どんな言葉で探され、来た人が何をしたか」を一続きで把握できます。
まずは今日、GA4の測定IDをサイトに設定し、Search Consoleでプロパティを追加してサイトマップを送信しましょう。そのうえで、カレンダーに月1回の見直し日を入れ、上のチェックリストを使って1つずつ改善していくのがおすすめです。
※ 記事の内容は公開・更新時点の一般的な情報です。税金・制度の個別の判断は、税理士や税務署にご確認ください。サービスの料金・条件は各社の公式サイトでご確認ください。