Webで稼ぐ更新 2026.10.27読了 7分

アフィリエイトの始め方|ASP登録の流れとステマ規制への対応を解説

ブログでアフィリエイトを始めたい人向けに、しくみ、ASPに登録して広告を掲載するまでの流れ、2023年10月に始まったステマ規制への対応、Googleの方針を踏まえたリンクの扱いを確実な範囲で解説します。

PRこの記事には広告(アフィリエイトリンク)が含まれます。広告掲載ポリシー

ブログを開設したら、次に考えたいのが収益化です。その代表的な方法がアフィリエイトですが、「ASPとは何か」「どうやって広告を貼るのか」「ステマ規制で何に気をつければいいのか」と、始める前にわからないことが多いと感じる人もいるでしょう。

アフィリエイトは、しくみと登録の流れを理解すれば、個人でも始められます。一方で、2023年10月からはいわゆるステマ規制が始まり、広告であることをわかりやすく示すことが一層重要になりました。ルールを知らずに始めると、広告主や読者の信頼を損ねるおそれがあります。

この記事では、アフィリエイトのしくみ、ASPへの登録から広告の掲載までの流れ、ステマ規制への対応、Googleの方針を踏まえたリンクの扱いを、確実な範囲で整理します。

アフィリエイトのしくみ

アフィリエイトとは、ブログなどで商品やサービスを紹介し、そのリンクを経由して読者が購入や申し込みをしたときに、紹介した人に報酬が支払われるしくみです。成果に応じて報酬が発生するため、成果報酬型広告とも呼ばれます。

登場する人・会社 役割
広告主 商品やサービスを提供し、広告を出す企業
ASP 広告主とブログ運営者をつなぐ仲介サービス(アフィリエイト・サービス・プロバイダの略)。成果の計測や報酬の支払いを行う
メディア運営者 ブログやサイトで広告を紹介する人(アフィリエイター)
読者 記事を読み、リンクから購入や申し込みをする人

報酬が発生する条件(成果条件)は、「商品の購入」「サービスへの申し込み」「無料登録」など、広告ごとに決められています。成果が発生しても、広告主の確認でキャンセルや条件外と判断されると、報酬が支払われないこともあります。報酬額や条件は広告ごとに異なるため、提携する前に必ず確認しましょう。

始める前に整えておきたいブログの状態

ASPによっては、登録時にブログの審査があります。審査の基準はASPごとに異なり、公開されていないことも多いですが、次のような状態を整えておくと安心です。

  • ブログのテーマがはっきりしていて、いくつか記事が公開されている
  • 運営者情報とお問い合わせの窓口がある
  • プライバシーポリシーのページがある
  • 他のサイトの内容をコピーした記事や、公序良俗に反する内容がない
  • 開設したばかりで「準備中」のままのページが残っていない

無料ブログの場合、サービスの規約でアフィリエイトが制限されていることもあります。利用しているサービスの規約もあわせて確認してください。

ASPに登録して広告を掲載するまでの流れ

一般的な流れは次のとおりです。画面や手順はASPによって異なります。

  1. ASPを選ぶ:扱っている広告の分野や、管理画面の使いやすさ、報酬の支払い条件などを比べます。扱う広告はASPごとに違うため、複数に登録する人も多くいます。
  2. 会員登録をする:氏名、連絡先、ブログのURLなどを登録します。
  3. サイトの審査を受ける:審査があるASPでは、結果が出るまで待ちます。
  4. 報酬の振込先を登録する:報酬を受け取る口座を登録します。
  5. 広告主と提携する:紹介したい広告を探し、提携を申請します。広告主の審査が必要な場合もあります。
  6. 広告のリンクを記事に掲載する:発行された広告リンクを、記事の内容に合った位置に掲載します。
  7. 成果を確認する:管理画面で、クリック数や成果の発生状況を確認します。

ステマ規制への対応

2023年10月1日から、景品表示法に基づく告示により、いわゆるステルスマーケティング(ステマ)が不当表示として規制の対象になりました。ステマとは、広告であるにもかかわらず、広告であることを隠して行う宣伝のことです。

規制の対象と、ブログ運営者への影響

消費者庁の運用基準では、規制の対象となるのは商品やサービスを供給する事業者、つまり広告主です。アフィリエイターなどの第三者は直接の規制対象ではないとされています。ただし、広告主がアフィリエイトを通じて行う表示は、広告主の表示として扱われる場合があります。そのため、広告主やASPから、記事に広告であることを明示するよう求められるのが一般的です。

広告であることの示し方

消費者庁の運用基準では、一般の消費者にとって広告であることが明瞭にわかる表示が求められています。具体的な表記の例としては、「広告」「宣伝」「プロモーション」「PR」などが挙げられています。ブログでは、次の点を意識しましょう。

  • 記事の冒頭やタイトル付近など、読者が最初に目にする位置に表示する
  • 小さすぎる文字や、背景に溶け込む色で表示しない
  • 記事の最後や、大量のタグの中に紛れ込ませない
  • ASPや広告主が表記の方法を指定している場合は、それに従う

表現そのものにも注意する

広告であることを示していても、実際より著しく優れているように見せる表現は、景品表示法上の問題になるおそれがあります。「誰でも必ず効果がある」「業界で一番安い」など、根拠のない断定は避けましょう。また、使っていない商品を使ったように書くなど、事実と異なる体験談は書かないことが大切です。健康食品や化粧品などの分野では、景品表示法以外の法律で表現が制限されることもあります。

Googleの方針を踏まえたリンクと記事の作り方

Googleは、アフィリエイトリンクなどの広告や有償のリンクには、リンクに「rel=”sponsored”」という属性をつけるよう推奨しています(「nofollow」も認められています)。これは、そのリンクが広告であることを検索エンジンに伝えるための目印です。ASPが発行するリンクにあらかじめ設定されている場合もありますが、WordPressのテーマやプラグインで付け方が異なるため、確認しておきましょう。

また、Googleのスパムに関するポリシーでは、広告主の商品説明をそのまま載せただけで独自の価値がないアフィリエイトページは、品質の低いページとして扱われる可能性があると説明されています。紹介記事を書くときは、次のような独自の情報を加えることを意識しましょう。

  • どんな人に向いているか、向いていないか
  • 選ぶときに比べるべきポイント
  • 申し込みや利用の前に確認しておきたい注意点

こうした工夫をしても、検索結果での表示が保証されるわけではありません。読者にとって役立つかどうかを基準に記事を作ることが基本です。

報酬を受け取ったら確認したいこと

アフィリエイトの報酬は、税金の計算上、所得として扱われます。会社員の副業の場合は、所得の金額などによって確定申告が必要になることがあります。副業の確定申告の基準や経費の考え方は、別の記事で詳しく解説します。報酬の明細はASPの管理画面からダウンロードできることが多いため、年に一度ではなく、毎月記録しておくと申告のときに慌てずに済みます。

まとめ

アフィリエイトは、ブログの状態を整えてASPに登録し、広告主と提携してリンクを掲載する流れで始められます。ステマ規制の対象は広告主ですが、ブログ運営者も広告であることを読者が最初に目にする位置で明瞭に示し、根拠のない表現や事実と異なる体験談を避けることが求められます。

次にやることは、次の3つです。

  1. 運営者情報・お問い合わせ・プライバシーポリシーのページを整える
  2. 扱いたい分野の広告があるASPに登録し、掲載条件を確認する
  3. 記事の冒頭に広告であることを示す表記を入れ、リンクの属性を確認する

※ 記事の内容は公開・更新時点の一般的な情報です。税金・制度の個別の判断は、税理士や税務署にご確認ください。サービスの料金・条件は各社の公式サイトでご確認ください。